今日は、最近のプライベートなお話です。
先週末、東京で行われた“Co-Active Days 2025”というイベントに参加して来ました。
私がコーチングを学んだCTI Japanというコーチ養成機関の設立25周年の記念イベントです。
私は今、ファシリテーションやコーチングを生業にしていますが、CTIから(あるいはここで出会った多くの方から)受けた影響は計り知れません。
このコミュニティでの学びは、間違いなく今の私の人生観や生き方の真ん中に根差しています。
さて、この日のイベントには250名を超える人が集まり、丸1日の体験型ワークショップを行いました。詳しくは書きませんが、この日のメインは「初めて会った人同士の3~5人のグループで6つ以上のミッションを達成して戻ってくる」というもの。ミッションは会場の外の五反田の街に繰り出して行うものもたくさんあります。
こう書くと昔懐かしいオリエンテーリングをイメージする方も多いかもしれませんが、ミッション内容そのものも主体的にメンバーの合意で決めて行うところが違います。
ここは探究学習でもっとも大事な部分だと思います。何を探究するのかを自分たちで決められなければ、主体的にはなれないですよね。
一方で、よくこういう設計のワークショップにしたなぁとも思います。
これ、主催者側にとってはかなり勇気のいるプランだと思うんです。だって私たち、まあまあ高額なチケット代を払っているんですよ。なのにメインの活動を主催者の目の届かないところで行われるようにしてしまうなんて。
トラブルでグループがバラバラになる、ミッションが正しく行われない、そんな可能性もあるわけです。
果たして、結果はどうだったか?
この集合写真を見ていただければ、大きな学びと感動に包まれた1日だったことが伝わると思います。
なぜ初対面なのにこんなに協力し合えるのか?
会場でもそんな声が聞かれました。
不思議だと思いませんか?
何年もず~っと一緒に働いている同僚や上司部下でも、なかなか心からの協力体制にはならないのにね。笑
私はこの日、その答えは「共通言語」にあることを痛感しました。
この日の私たちの共通言語は、“Co-Active”という言葉。
ここに集まった250名は、ひとことでは説明のつかない(だから説明もしませんけども笑)Co-Ativeという共通言語で繋がっているのです。
各々の生き方で、人と人との関わりの中で、よりよい社会を目指す在り方として、この共通言語を探究し続ける仲間という感覚なので、初対面でもうまくいかない訳がない。(Co-Activeとは何かが知りたい方は、CTIが提供するプログラムに参加してみてね!)
今あなたのいる職場やコミュニティの“共通言語”は何ですか?
もしハッキリしないようなら、ぜひ共通言語を探究する対話を行ってみてください。
・わが校の教育目標の「自律」とは何だろう?
・私たちのチームは何を目指しているのか? それはなぜか?
・そもそも私たちは、なぜこれをやるのか?
創造的で創発的な人のつながりには、心から共鳴する共通言語が何より効果的です。
(文:大原)