2025年最後のColorful Timesになりました。
いやー、一年が早い!!
もう今年が終わるんですね。
そういえば、ハードディスクに録画してあった去年の紅白歌合戦、まだ観てない・・・笑
「一年経つのは早いねぇ、あっという間だねぇ…」なんてことを、久しぶりに家に帰って来た娘(久しぶりの登場。大学2年生になりました)と話していたら、こんなことを言うんです。
それさぁ、パパ毎年言うけどさぁ、一年が短いのは毎年経験してるんだからさ、「いい加減学べよ」って思うんだよね。私は初めから“一年はこれくらいの長さ”って想定して過ごしているから、そんな風には思わないよ。
何それ、何の主張? ただ笑って返すだけの娘。
このように、彼女とのコミュニケーションは謎のまま終わることが少なくありません。
とまぁ、下らない親子の会話を書いてしまいましたが、「経験から学ぶ」ことの重要性は、ファシリテーターたる者、忘れてはいけないのであります。
経験を前向きな学びに変えるためには、「経験→内省→教訓化→能動的実践」のサイクルを回すことが大切だというディビッド・コルブの『経験学習サイクル』については私も度々研修などで引用させてもらっています。
このメルマガでもお話したことがあったような、なかったような・・・
一年を振り返る方も多いであろうこの時期、今日は経験を学びに変えるために重要な2つの原理をご紹介します。
せっかくなので一年の振り返りに使える問いの形に落としてお伝えしますので、ぜひ活用してみてください。
アメリカの教育哲学者ジョン・デューイ(1859-1952)は、経験学習には2つの原理があると説いています。一つは「連続性の原理」、もう一つは「相互作用の原理」です。
「連続性の原理」とは、“経験は過去から現在、そして未来へと繋がっていく”という考え方。
つまり、今日の経験は明日の行動や考え方に影響するので、振り返りは過去の反省や後悔ではなく、未来に焦点を当てることが大事だと教えてくれています。
これを一年を振り返る問いにしてみますね。
(1)2025年、あなたに何が起きましたか?
(ひと月ずつ気になるトピックを確認して、評価をせずに事実を整理してみましょう)
(2)それはこれからどのように影響しそうですか?
(経験と未来を結ぶ懸け橋となる問いで、各トピックをゆったり思索する)
(3)じゃあ、次はどうしますか?
(経験をもとに次の行動を決める。この“連続性”がポイントです!)
シンプルな3つのステップですが、けっこう使えると思います。
次に「相互作用の原理」ですが、これは“経験や学びは個人の内面だけでなく、人や環境との関係の中で生まれる”という考えです。
例えば重要なアドバイスであっても、もらうタイミングや相手によって捉え方が大きく変わりますよね?
これを活かしてトピックを思索する問いを立ててみると、こんな感じです。
(1)誰の影響を受けましたか?
(他者との関わりの影響について考える)
(2)どんな環境の影響を受けましたか?
(居心地や安心感は?等も考えてみましょう)
(3)自分の振る舞いは周囲にどんな影響を与えましたか?
(相互作用は一方的ではなく、自分からも変えられることを忘れない)
この3つの視点で、広い視野から経験を観察してみましょう。
「連続性の原理」を過去から未来へつなぐ軸、「相互作用の原理」を自分と世界を往復させる軸として振り返りに活かすことで、今までとは違った気づきが得られるかもしれません。
ぜひ今年の振り返りに活用してみてください。
今年もお付き合いいただき、ありがとうございました!
ではみなさん、よいお年を~!!
(文:大原)