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【第159号】悩みをするっと乗り越える思考法~ニーバーの祈り~

掲載日:2021年10月07日

「コントロールできることに集中せよ!」

 

わが家の長男(久しぶりに登場!)を大学受験に送り出すときに手渡した言葉の中の一つです。

 

苦手教科で失敗したらどうしよ~とか、高倍率でボーダーが上がったらヤバイとか、考えたってしょうがない。自分でコントロールできないことに気を取られて、できるはずのことができなかったっていうのが、一番後悔するからな。

だから試験が始まったら、“今自分にできることは何か?”、それだけに集中してやれよ。

 

そんなことを伝えました。

 

“自分にコントロールできるか、できないか?”という考え方は、私が不安に駆られたときに心の平安を取り戻すための秘儀(?)です。

 

ここ一番の大勝負に向かう長男は、大して感動するでもなく、「ふ~ん」と聞いておりました。(でも、今も私のメッセージカードが彼の財布にしまってあることは、知らないフリです)

 

さて最近、この秘儀をとても分かりやすく言い表している詩があるのを知ったので、ご紹介しますね。

 


 

「ニーバーの祈り」

神よ、

変えることのできるものについて、

それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。

 

変えることのできないものについては、

それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。

 

そして、変えることのできるものと、

変えることのできないものとを、

識別する知恵を与えたまえ。

 

ラインホールド・ニーバー(大木英夫 訳)

 


 

この詩の中で最も重要なのは、変えられるものと変えられないものを識別できるかどうか、だと思います。

 

変えたくても変えられないことを何とか変えようとするから、悩みが尽きない。

 

どうせ変えられないことなら、いっそ手放してしまった方が心を健全に保てます。

 

そう思いませんか?

 

 

だから、悩みがあるときは、次のステップで捉え直すのがおススメです。

 

【ステップ1】

悩んでいることの中で、今の自分に変えられないことは何だろう?

 

【ステップ2】

変えられないことを受け止めて、変えようとすることを手放す

 

【ステップ3】

じゃあ、今の自分にできること(変えられること)は何だろう?

 

もやもやした悩みを2つに識別することで、クリアに見える新しい眼鏡を手に入れるような感覚です。

 

ステップ1をクリアにして2で腹決めすると、グルグル回る悩みのループから抜け出せます。そして、未来の可能性を開くステップ3へと踏み出すことができるようになります。

 

でもこれ、“言うは易く行うは難し”です。

 

これがなかなか難しい…

 

私もこの機会に、改めて心に刻み直そうと思います。 (文:大原)

 

【第158号】迷惑がられるアドバイス、ありがたがられるアドバイス ~その2~

掲載日:2021年09月24日

こんにちは。実践行動学研究所の大原です。

ある方から前回の配信後に“今までのメルマガの中で一番心に刺さった”といううれしい感想をいただいたので、調子に乗ってアドバイスのしかたについての続編をお送りします。

 

 

前回はアドバイスをする前のポイントでした。

”まず相手をしっかり承認して、アドバイスを受け取る心のスペースを作ってあげましょう!”という内容でしたね。

 

今回お伝えするのは、アドバイスのスタンスについてです。

アドバイスが迷惑かありがたいかは、伝える人のスタンスで大きく変わります。

 

 

ズバリ結論から言います!

 

『アドバイスは手渡した時点で相手のもの』というスタンスでいること。

 

どういうことかというと、どんなに的確なアドバイスでも、「必ず実行に移すこと!」という押しつけがあると迷惑になってしまう、ということです。

 

”アドバイスはしても執着はしない”というのが超大事なポイントです。

 

 

簡単な例で比較してみますね。

 

まずは、執着のあるアドバイスから。

 

”なるほど、そういう悩みがあるんだね。じゃあ、この方法でやってみたらいいよ。

それは、・・・・・。いいでしょ? やるよね? いつやる? 明日?

やったら報告をちょうだいね!”

 

ちょっと極端ですけど、こんな感じです。どう思いましたか?

 

 

さて、次は執着のないアドバイスの例です。

 

”そうだな~、あなたに合うかどうか分からないけど、私なりの意見を言うね。

もしも良いと思ったらやってみてね。しっくりこなかったら流してくれていいよ。

それは、・・・なんだけど、どうかな?”

 

こんな風に「取り入れるかどうかはお任せ」というスタンスだと、相手は自分で選択した感覚になるので、実行の際の力強さも違ってきます。

また、いつでも相談できる安心感も生まれます。

 

 

前号のポイントも一緒にまとめると、ざっとこんな感じです。

 

① 相手に共感と承認のメッセージを伝える

② 自分なりのアドバイスを心から伝える

③ その際、実行の有無については執着せず、相手に選択権があることを伝える

 

もしもこのスキルを仕事場で使えば、頼れる上司と思われること請け合いです。

 

…という私は果たして、部下にどう思われてるのだろう?(汗たら~ん)

 

 

ちなみにコーチング・セッションでは、コーチからの要望やアドバイスに対して、クライアントには3つの答え方があることを伝えています。

 

・1つ目はYes(はい、やります)

・2つ目はNo(いいえ、やりません)

・3つ目は逆提案(コーチの言ったことはやりませんが、このようなことをやってみます)

 

”気兼ねなく自分の意思で選択してもらうことがコーチの望みだ”という共通認識があると、クライアントはどんなアドバイスも前のめりで聞いてくれます。

 

(文:大原)

【第157号】迷惑がられるアドバイス、ありがたがられるアドバイス

掲載日:2021年09月02日

人の支援で意外と難しいのがアドバイスの仕方。

 

「よかれと思って言ってあげたのに、全然響かなかった。それどころか、逆に迷惑がられた」 ―そんな経験はありませんか?

 

でもこれ、言ってあげた“のに”という所で、しくじってる感がにじみ出てますね。笑

 

こちらとしては、「人のアドバイスを素直に聞けない奴はダメだ」と言いたくもなりますが、実は伝え方の工夫でありがたく聞いてもらえるようになります。

 

今日はそのコツを、理論×実体験でお話しようと思います。

 

 

さて、どうしてせっかくのアドバイスが迷惑がられるのでしょうか?

 

ズバリ言っちゃいますね。

 

それは、『あなたにアドバイスを求めていないから』笑

 


 

(参考)ファシリテーションには、『場の安全性を壊す4つの行動』というのがあります。それは、① 批評  ② 分析  ③ 否定  ④ 求めてもいないアドバイス   です。

 

これらをされると、人は防御態勢に入って心を閉じてしまいます。

 

特に④の「求めてもいないアドバイス」には、①~③のすべてのインパクトが含まれるので注意が必要です。

 


 

さて、求めてもいないアドバイスに思うことはコレですよね。

「余計なお世話じゃ」

 

 

となれば、よきアドバイザーがやるべきことは、たった一つしかありません。

 

それは相手に、「あなたのアドバイスを聞きたい」という気持ちになってもらうことです。

 

難しいように思えますが、やることは超単純。

 

アドバイスをする前に、まず相手を承認してそのメッセージを伝える。

 

たったこれだけです。

 

人というのは、自分を受け入れてくれた人しか受け入れない生き物ですから。

 

 

例えば、こんな風にアドバイスをされたら、なかなか聞く耳は持てないですよね?

 

「あぁ~、何でこうなっちゃうかなぁ。やり方を教えてあげるから、よく聞いてね。これこれこうすればいいんだよ」

 

私なら、間違いなく「もう二度とこの人のアドバイスは聞きたくない!」ってなります。

 

 

一方、こんな言い方ならどうでしょうか?

 

「これは難しいからね~。今の段階でそこまでやれれば、むしろかなりできている方だと思うよ。すごく熱心に取り組んでいることが伝わって来たよ。よくがんばったね~。そうだなぁ、、、もし一つアドバイスするとしたら、これこれこういう感じでやってみたらどう?」

 

アドバイスの前に、力いっぱい相手を承認する言葉を伝えています。

 

そうすることで、相手の心にアドバイスを受け入れるスペースが生まれます。

 

「この人の言うことだったら聞いてみたい!」という気持ちになります。

 

※実は最近、私がこの感情を実体験したので、ぜひ皆さんに共有したくなったのでした。

 

 


 

<まとめ>

1.まずは相手を承認する言葉を伝える

 ちょっとやり過ぎなくらいがGood! でも、ミエミエなのはダメ。

 本心から言えるように感度を高めましょう。

 

2.相手の心にアドバイスを受け取るスペースができたところで、アドバイスをする。

 すぐにアドバイスをしたくなっても、グッと我慢することが大切です。

 


 

実はこの流れ、これまでに何度もメルマガで触れてきた「Yes , And!」になっています。

 

まず相手にYesをし、次にAndを投げかける。

 

 

やること自体はめちゃくちゃシンプルですが、”分かるとできるは話が別”だったりします。

 

承認の言葉がけは日頃の練習がものを言うので、ちょこちょこやってみる習慣をつけたいですね。

 

(文:大原)

【第156号】ひとは、★★だとやる気が出る

掲載日:2021年08月19日

前回の予告通り、今回は「やる気を高めてくれるもの」についてお話しようと思います。

 

さっそくですが、質問です。あなたなら下の★★にどんな言葉が入りますか?

 

『★★だと、やる気が出る』

 

・儲かりそうだと、~~~
・自分にもできそうだと、~~~
・感謝してくれる人がいると、~~~

 

他にもいろいろあると思いますが、実は私が尊敬する2人の人が、かなり意外な同じ言葉を入れてるんです。


先日、私にも「まったくその通りだなぁ」と思うできごとがありました。

 

ぜんぜん大した話じゃないんですけどね。

そのできごとというのは、趣味のフライ・フィッシングのことです。

フライ・フィッシングというのは、昆虫などを模した毛ばりにイワナやヤマメを食いつかせるという釣りなんですけど、これが釣れるときには釣れるけど釣れないときにはぜんぜん釣れないんです。

 

こないだも1時間ほどやって、釣れる気配すらまったくなくて。

そこから少し下流には渓流を利用したフィッシング・パークがあるので、「そこだったら釣れるかな~」と一瞬思った後、すぐに「でも、つまらないから止めとこう」と思ったのでした。

 

さて、自然渓流にあってフィッシング・パークにはない私のやる気を高めるものとは何だと思いますか?

 


そのあるものについて、大好きな師匠の福島正伸先生はこんなふうにお話しています。

 

ボウリングなんてさ~、もしも必ず10本倒れるようになっていたら、ぜんっぜん面白くないから誰もやらないよ。

あと、僕はゴルフをやるけど、アレは難しいね~。僕なんか打つ度に違う方向に飛んで行くからね。だからみんな、夢中になるんだよ」 (???笑)

 

そしてもう一人、米国の仏教哲学者で社会活動家でもあるジョアンナ・メイシーさんの言葉。

 

この美しい地球を次の世代に引き継ぐために、私たちに何ができるかを考えていると、途方もない問題の大きさに無力感に苛まれることもあるでしょう。

でも私たちは、これからどうなるか分からないからこそ、やってみようという気持ちになるのです。

この先、地球は永遠に美しいままだと分かっていたら、私たちは地球を守ろうとはしないはずです。

 

先のボウリングの話とは大分スケール感が違いますが、言っていることは変わりません。二人に共通する「人にやる気を出させるもの」とは、『不確実性』です。

 

ひとは、不確実だとやる気が出る。

 


ともすると、「不確実性」はやる気を削ぐものにも思えます。

 

でもきっと、お二人のような見方をすることが、VUCAと呼ばれる先の見えない今の時代でも、不安におびえることなく人生を謳歌する秘訣なのだろうと思います。

 


改めて考えてみると、この世で一番不確実なのは、子育てかもしれません。

 

わが子が将来、確実に立派な人になると約束されていたとしたら、どうでしょうか?

私なら、親としてのやる気はダダ下がりです。

だって一生懸命やってもやらなくても、立派に育つんでしょ?みたいな。

もしそうなれば、親が子どもと一緒に成長することもありません。


難しいからこそ、やってみたい。

できるかどうか分からないからこそ、やってみる価値がある。

 

今の時代、子どもの幸せを望むならば、不確実性を愛でるマインドを育むことは、とても重要です。

 

そのためにも、私たちが超不確実な子育てに楽しんで挑む姿を見せたいものですね!


p.s.
究極に不確実性の高いヴァンデ・グローブというヨットレースをご存知ですか?
昨年、海洋冒険家の白石康次郎さんが、アジア人で初めて完走した世界一過酷なヨットレースです。

(参考)
https://www.huffingtonpost.jp/entry/news_jp_60264ab5c5b6d667582bf45e

「死ぬかもしれないのに何で挑戦するの?」と聞きたくなりますが、ひょっとしたら命が賭かっているからこそなのかも。。
その姿を見て心が熱くなるのは、私たちにもその感覚がある証です。

(文:大原)

【第155号】レジリエンスを高める出来事の捉え方

掲載日:2021年08月05日

先日、とても響く言葉と出会いました。

 

その言葉は、理不尽に思えることや不運なことが起こったときでも、心をしなやかに保つ抜群の効果を発揮してくれます。(私の中では)

 

「しなやかな心と学ぶ力が育つ」と銘打っているこのメルマガにピッタリの言葉なので、今日はその言葉をシェアさせてもらいますね。

 


 

みなさんは、何かとてもイヤ~な出来事が起こったとき、どうやって消化していますか?

 

「いつまでも悩んでたってしょうがない」とか「ポジティブに捉えよう!」とか言いますけど…

正直私は、「それが簡単にできたら苦労しないのよ」、「正論なんかで気分は晴れないのよ」と思います。笑

 

もちろん、「サッと気持ちを切りかえて前へ!」が自然とできる人には、それが一番いいんでしょうけど。

でももしも、感情に蓋をして「ポジティブに捉えなくちゃ」みたいに自分に言い聞かせているとしたら、とてもストレスフルですよね。

 

「起こる出来事はコントロールできないけど、それをどう捉えるかは自由」

とは言いますが、そこで大事なのは「心からそう思えているか?」ってことなんだと思います。

 

 

以前私は、船井幸雄先生のこんな言葉から力をもらっている時期がありました。

 

起こることは、すべて必要、必然、ベスト

 

すべての出来事には意味がある、というこの言葉。 カッコイイです。

 

(こんな名言を仰る船井先生ってどんな方?という好奇心で、一度だけ生前の船井先生の講演を聞かせていただいたことがあります。今となっては大変貴重な体験でした)

 

この言葉、とても好きなんですけどね。

私みたいな凡人には、どうしても腹落ちしないこともあります。

 

「必要、必然、ベスト」は分かるけど、いやほんとマジでカンベンしてくれ、

と思うわけです。苦笑

 

でね、出会ったんですよ。ついに。

そんな私でも、スッと前が向ける言葉に。

 

原因は未来にある

 

 

意味そのものは、おそらく船井先生の言葉と大きく違わないでしょう。

 

でも、今の私にはこっちの方がしっくり来ます。

 

それは多分、“今すぐにその出来事の意味が分からなくても構わない”という、ちょっとした猶予をもらっているように感じるからだと思うんですね。

 

今すぐにその不運な出来事が「必要・必然・ベスト」だと思えるなら、それが一番いい。

でも、もし今そう思えなかったとしても、未来になってみればきっと分かる。

あぁ、あの出来事にはこういう意味があったのか、今とこんな風につながるのかと。

 

だから、今すぐスッキリ消化できなくても大丈夫よ~、みたいな。

 

 

原因は未来にある

 

 

シンプルだけど、新しい視点をくれるパワフルな言葉だと思いませんか?

 

この言葉のおかげで、私のレジリエンスはちょっとだけ高まったかもしれません。

 

(文:大原)

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