今の時代を幸せに生きるために必要な感性とはどんなものか?
わたし、最近よく思うんですけどね、
それは、“この先どうなるか分からない状態を楽しいと思える感性”なんじゃないかって。
今はモノも情報もライフサイクルがどんどん短くなって、ものすごい速さで変化していくので、VUCA(ブーカ)という言葉すら目新しいとは感じられなくなってしまいました。
ちなみにVUCAとは、一言でいうと「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」という意味です。
V(Volatility:変動性)
U(Uncertainty:不確実性)
C(Complexity:複雑性)
A(Ambiguity:曖昧性)
の頭文字を取ってVUCA。
元々は1990年代後半の軍事用語だそうですが、2010年代に急速に一般社会に広がりました。一般社会も戦場のように何が起こるか分からない時代になった!ということなんでしょうね。
実際、私も仕事をしていると、正解がない問題ばかり、この先どうなるかまったく予想がつかないことばかりです。
私みたいな小心者は不安な気持ちが湧いて来ますが、もしもこういう状態を楽しめるメンタルになれたら「仕事というのはスリリングで楽しいなぁ~♪」と思えるんでしょうね。
まいったな~、難し過ぎてぜんぜん解決の糸口が見つからない・・・
いや待てよ?もしもこんな難問が解決できたらスゴイことだぞ。
きっと今までにないくらい業績が上がっちゃうよな~。
だって今まで誰も解決できなかったんだから。
ワクワクして来たぞ~!難題サンキュー!!
みたいな・・・笑
まぁ、そんな境地までは行けないとしても、毎日を明るい気持ちで過ごせますよね。
ポジティブに捉えることができれば、当然結果もついてくるでしょうし。
きっと今は、そういう人が活躍している世の中なんだと思います。
だから、今の時代を幸せに生きるためには、”この先どうなるか分からない状態を楽しめる感性”が必要だと思うんです。
自分もそうなれたらいいなって、ホント思います。
それと同時に、子どもたちにはそういう心を育むように接したいなって。
私の2人子どもはそれなりに大きくなったので、もはや日常的な父の心理的なサポートは必要としていませんが、(というかむしろ邪魔にされたり…)涙
それでも最後の最後は、「この人なら分かってくれる、守ってくれる」と思われるような、彼らにとっての『心の安全基地』でありたいと思う今日この頃。
人というのは『心の安全基地』があればこそ、不安やリスクに立ち向かうことができるようになりますから。
小学生のレジリエンス教育「心のチカラ」や中学生の対話学習「学びのチカラ」は、そもそもどんなゴールが待っているか分からない相互学習の体験を積むプログラムです。そういった体験は、今の時代を幸せに生きる感性を育むのにもとっても有効です!!
(文:大原)