先日、短い時間でしたけど、ある会合でファシリテーションをさせてもらう機会がありました。
新しく立ち上がった組織のメンバーの意識を共有して、活動を始めるに当たってのコミュニケーションの土台を築く。そんな目的の会でした。
様々なバックボーンを持った人の集まりで、初めて会うわけではないのだけど、互いのことはまだよく知らない状態です。
さて、どうやってその場をつくろうかなーと、いくつか仕掛けを準備しておいたのですが...
予定時間にメンバーが揃わず、もともと十分な時間がなかった上に、さらに時間を短縮することになってしまいました。残り時間でプラン通り行うことは不可能です。
こんなとき役立つのは『Yes,and!』マインド。
「まじか~」ではなくて、「こんな現場のドタバタもイイよね~」です。
果たしてどうなったか?
会の終了後に、チームが使っているアプリでとてもうれしい感想が飛び交いました。
・意図開きの大切さを知った
・「今、ここ」に、ナチュラルに集中できた
・腹落ちと信頼が深まった
・力関係の上下のない、居心地のよい空間だった
・これからの展望が見えてきた
非常によい感じではないでしょうか。
なかなかのファシリテーション能力を発揮したわけですよ、わたくし。笑
で、今回改めて感じたのは、「何をやるかよりも、どうあるかが大事だなぁ」ということです。
だって、プラン通りには全然やれてないのに、こんなにたくさんの聞きたかった言葉が聞けたのですから。
自慢じゃありませんが、ファシリテーションに限らず、私は子育ても仕事も、失敗だらけです。
それでも何とかなっているのは、「どんなスタンスでいるか?」という“あり方”を大事にしているおかげなのではないかと思っています。
ファシリテーションも子育ても仕事も、自分の在り方が反映されて現れると思うことが多いです。良くも悪くも。苦笑
ちなみにこの日、私が大事にしていたことは次の3つです。
・場を信頼する
・目的を忘れず、結果は手放す
・安全で楽しめる場にする
なかなかできないからこそ、大事にしようと心がけていることです。
参加者の声に見事に反映されていると思いませんか?
あなたは日頃、どんなあり方を大事にしていますか?
(文:大原)