2025年3月20日に行われたサッカーのワールドカップ・アジア最終予選。
日本はバーレーン戦に勝利し、世界最速でワールドカップ出場を決めました。
サッカーのことは“ド”がつくくらいシロウトの私ですが、バーレーン戦の久保選手のプレーに、今の時代に必要な学びが詰まっているなぁと思ったので書いてみました。
サッカーには詳しくなくてもスポーツ観戦は大好きなので、日本VSバーレーン戦もキッチンに立ちながら観ていました。
すると少し目を離した隙に「久保ゴール!わーーーっ!!」と盛り上がった声が響きました。肝心な場面を見逃してしまいましたが、リプレイ映像を見てみると、角度のない所からわずかのスキマを狙った見事なゴールでした。
そして迎えた週末。
日曜朝のニュース番組でサッカー解説者の中西哲生さんがこんなふうに仰っていました。(ご覧になった方もいるかな?)
あれはクロスキャンセルからのシュートなんです。
キャンセルというのは「プレーの中で瞬時に選択を変える」という意味だそうです。
中西さんによると、状況に合わせて柔軟に、かつ瞬時にプランを変えるのは相当難しいそうで、あれは久保選手だからできたプレーであると。
通常ならあの位置からは他の選手にクロスボールをあげてシュートを託すのがセオリー。(で、合ってます?この表現??苦笑)
久保選手もきっとそのつもりだったはずだと。
しかし、ゴールキーパーの動きを見たその瞬間に決めることができるわずかなコースを見つけ、ボールを蹴るコンマ何秒かの動きの中で直接シュートに切り替えた、という解説でした。
並みの選手なら、瞬時にプランをキャンセルして身体に別の動きをさせることは不可能。ではなぜ久保選手にはそれができたのか?
実は中西さんは久保選手が高校生の頃(だったかな?)からコーチとして面倒を見ていて、キャンセルの練習を積んで来たと言います。
一連の動きの中でコーチが「キャンセル!」と叫んだら、次のプレーを即座に変える。そのような、瞬時の判断で体の動きを変える練習をずっとやってきたからこそ、あの大事な場面で見事なゴールを決められたのだと話していました。
久保選手のクロスキャンセルからのシュートは、“状況に応じてしなやかに対処する能力”を培ってきたからこそ、決めることができたと言えます。
この能力は、まさにレジリエンスそのものと言っていいでしょう。
久保選手は日々の練習で、サッカーの技術とともにレジリエンスも高め続けて来たことになります。
私たちがこのプレーから学べるのは、「レジリエンスは訓練次第で高められる」ということです。
私たちは日本代表ではないので、瞬時にキャンセルできるレベルまで高めなくてもいいでしょう。
けど、日々直面する課題に対し、コントロールできないことは手放してできることに集中する。そういう柔軟さを少しずつでも身につけていくことで、変化が速くて先が読めないVUCAワールドをもっと楽しめるようになると思います。
今日は、レジリエンスは後天的に鍛えられることを久保選手のプレーから学んだというお話でした。
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(文:大原)