今進んでいる教育改革で、育成すべき資質・能力の柱として据えられているのが、『学力3要素』。
3要素というのは、
・学びに向かう力・人間性等
・知識・技能
・思考力・判断力・表現力等 のことですね。
今日はこの中の「思考力・判断力・表現力」を伸ばす一番の方法をズバリ教えちゃいます!
「思考力・判断力・表現力」を伸ばすには、どうしたらいいのか?
様々な意見があるとは思いますが、答えは間違いなくコレでしょう!!
思考力を伸ばす一番の方法は、考えること。
判断力を伸ばす一番の方法は、判断すること。
表現力を伸ばす一番の方法は、表現すること。
もう、これに尽きます!!!笑
「なに当たり前のこと言ってんだ!」と叱られそうですけど、間違ってませんよね?
逆にいうと、これらの経験なしでは決して伸びない力です。
でも、この当たり前のことが分かっていない人が、案外多い気がするんですよね。
そういう人は、自分の成功体験のノウハウをやたらと教えたがります。
(教えないとできないと思っているのかも?)
まあ、せっかくノウハウがあるのだから、それで効率的に伸ばしてあげたいという気持ちは分かりますけど。。。
3要素の中の「知識・技能」であればまだしも、「思考力・判断力・表現力」の領域では、教えることが成長を止めることもあります。
教えられた通りに考えられればOK、
教えられた通りに判断できればOK、
教えられた通りに表現できればOK。
それがゴールなら、教えた方がそりゃ早いです。
でも、本当の生きる力につながる「思考力・判断力・表現力」というのは、そういうものじゃないですよね?
だから私たち大人は、先に教えることで子どもたちの貴重な体験を奪ってはいけません。
「教えた方が早い!」という人もいるかもしれませんが、その後の伸び幅の大きさを考えたら、体験重視の方が断然早いです。
A)まず知る→分かる→できる→やる の順番がいいか?
B)まずやってみる→できる→分かる→知る の順番がいいか?
”伸ばしたい能力は何なのか?”によって効果的な方法は変わります。
もちろん、Aの方がいい場合もあります。
自動車の運転とかは、決してBでやろうとしてはダメです。
気をつけたいのは、Aの順番だと、知ってる(つもりだ)けど分かっていない、分かってる(つもりだ)けどできない、できる(つもりだ)けどやろうとしない、となりがちなことです。
教えることで『つもり』を植え付けることにならないか?という注意が常に必要です。
ということで、本質的な「思考力・判断力・表現力」を伸ばそうとするなら、Bの「まずやってみる→・・・」の方を意識的に使ってみましょう。
私はこれを痛いほど味わった経験があるので、自信を持っておススメします!!
(文:大原)